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「空穂と朽木」

またしても連作じゃないですが、アップさせてください・・・

連作「レンアイかたぱると」もじりじり進めては、いま、す。
一向に出口が見えないのですが・・・::

と、いうわけで(?)、銀→←新で超短いイミフ文ですが、つづきからどうぞ!!

 

 
   空穂と朽木
 
 
 
 その黄金にも似た輝きで、多くのものをひきつける姿は将に太陽。
 
 たとえこの身が朽ちようと、じりじりと惹きつけられて、
 
 離れることなぞ到底考えにも上らなくなった。
 
 いつからか、あなたの傍以外では息が苦しくなって、
 
 だからといって、隣に居て正常な呼吸が出来ているかといえば、
 
 そうでもない。
 
 ――アンタはどうせ、気付いているんでしょ?
 
 僕の身を襲って止まない、この衝動が何かを、
 
 それを何と呼ぶかを知っているんでしょ?
 
 いいんです。知らん振りしててください。
 
 僕もあなたの吐く戯言と思って、やり過ごして見せますから。
 
 この身は疾うに、アナタに焼かれ、朽木も同然なんですから。
 
 適当な杖だと思って、あなたの好きなように使えばいいんですよ。
 
 
 
*********   *********   *********
 
 
 
 ウソみたいに純朴で、素直なオマエ。
 
 疑うことはあれど、それは皮肉にも己かこの俺で。
 
 全てを赦すように出来ているお前が赦さないのは以下同文。
 
 強情に振り回す武器はいつも正しい。
 
 正しく無くったって、俺の目には“正しく”映るよ。ホントだよ。
 
 そして、信じられないくらいに俺を信じきってるオマエ。
 
 オマエは何を信じてんだろう?
 
 俺を通してせんせいを見てるってんなら分かるんだけど、
 
 俺には何にも無いんだよ。
 
 涙を零してまで、俺と一緒にいることは無いんだよ。
 
 魂に身をつける人生の大事な時期ってヤツを、人殺しに使った俺は、
 
 お前等に教えることなんざ、大法螺ふくこと位しか無いんだよ。
 
 何も無い、なんもない。
 
 そんな心配要らないようにしてやるけどさ、
 
 お前らは、俺みたいな空穂になんざ、なるんじゃねェぞ。
 
 

2009/12/5
思いに縛られて雁字搦めになる侍二人。

想っちゃいけないと思うことが、もう相手を想ってるってことで、
そのせいで、自分がどれだけ想っているかを思い知る。みたいな。

自分で言ってて意味が分からなく(ry

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