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「ただより高いモノはない・後編」

「ただより高いモノはない」の後編でございます。
何を思ったか、いきなりコトの最中から始まるので、R-15・・・、で、す;;

意気込んだわりにはヤってることはぬんるいです。
それでもいいぜ!イエス銀新!な方はつづきからどうぞ~


ただより高いものはない その2
 
 
 
 
 閉じられたまぶたの裏にあるこいつの化身を見たいと思った。
 見せて、という意味を込めて瞼にキスを落とすと、ゆるりと邪魔な覆いが取り払われ、水分を湛えた漆黒が俺の姿を映しこんで最後に少し波打った。
 息を飲むほど美しいとはこのことを言うのか。
 
「新八」
 
 真上から覗き込んで至近距離で呼んでやれば大粒の汗を流しながらも微笑んでくれる。
 愛しい・・・本当に、この存在がいとしくて堪らない。
 触れ合う時間を増すほどに胸のうちが熱い思いで満たされる。
 
「新八」
 
 その思いが溢れて、自分の穿つ熱に眉根を寄せて必死に耐える新八の名を、時折呪文のように唱えていた。
 
 
「うぁ・・・はぁ、・・・ぅ・・・ん・・・っ、ぎん、さぁ・・・っ」
 甘い嬌声の合間に懸命に呼びかけに答える新八の赤い唇は、物欲しそうに赤くてかっている。
 それに誘われるように唇を合わせれば、もう何度目か知らないのに新八は侵入してくる舌にビクッと反応してその身を跳ね上げる。それがまた、銀時の本能を煽るのだ。
 
 互いの性欲を煽るように計算された間接照明は薄桃と淡いオレンジで。
 ベッドの足元を照らすライトは昼白色。昼と夜の色が交じり合い幻想的な空間を完成させている。
 そんな中で新八の華奢でまだ成熟しきっていない体は、ぼんやりとだが白く発光しているようだった。
 女とは違い筋張って固いはずなのに、その感触とは裏腹に、確かに新八は艶っぽい色香を放っていた。
 恐らく、俺だけがかぎつけられるこの匂い。俺だけに味わうことが許された魅惑の芳香。
 
 銀時はその認識と感覚の違いに戸惑いながらも、沸き立つそうな新八の芳香に誘われるまま、その華奢な身体を味わいつくさんと躍起になった。
 肺いっぱいにその香りを吸い込めば、それは脳を侵してすぐに霧散して消えていく。
 それが惜しくて銀時は胸の突起に舌を這わせて、新八の昂りに指を絡ませて、背中から太ももの裏までを余すところなく撫で上げながらも霞む事がないくらいに新八の香りを嗅いで回っていた。
 そして白い肌のあちらこちらに赤い跡を残した。
 
 
 コレは自分のものだと、誰にも触れることは許さないと主張するように。
 
 
 愛撫に夢中になっていた銀時は動きが浅く緩やかになっていたのだが、そんな銀時に新八は耐えかねて不満を漏らした。
「銀さん、・・・僕、もう、限界で、す・・・」
 その一言にのそりと胸から顔を迫り上げた銀時は、
「悪い、夢中になってた。もうイキたいよな」
 と素直に非を認め初めての行為に疲れきったようすの新八の額にキスを落とした。
「ぅ、ん・・・銀さん・・・」
 幼子のように手を伸ばして背中に手を回してくる新八を抱きかかえ直すと、
「じゃぁ、一緒に、イこうな」
 というや否や、先程より激しく互いを追いたて始めた。
 
「は、ぁあん・・・あっ!・・・ぎん、・・・さ、ふぁあ・・・っ!」
「・・・しん、ぱち」
 新八のきつく閉じられた眼から大粒の涙が際限なく流れ始めた。
 このままでは眼球が溶けてなくなってしまうんじゃないかと思う程だ。
「新八・・・」
 不安になって声をかけると、
「ぎんさ、・・・僕、ぁ、あな、たが・・・いいって、ふぁ・・・ん・・・あなたじゃ、なきゃ、・・・いやだって、おも、って」
 否応なくもれる嬌声の合間に聞こえてきたのは、途切れ途切れの独白。
 銀時の胸は一層熱く暴れまわる思いに占領されて苦しくなってくる。
「新八・・・」
「あいつに、・・・脱げって、・・・言われ、たときは・・・絶望しか、なく、・・・て、あぁあっ!・・・ふぁ・・・っ、や・・・っ」
 懸命に語りかける新八の言葉を遮るように銀時は動きをより激しく抉る様なものへと変えた。
 
 
 
 聞いていられない。 こちらの心も哀しみに飲み込まれて、泣きそうだった。
 こんなに幸せなのに、愛するものに出会えたのに。
 ここで悲しい涙なんか流さないでくれよ、新八。
 膝を持ってこれ以上ないくらいに足を広げてやって最奥をどんどんと突く。
 悲しみを払拭するぐらいに、これからお前を愛すと誓うから、だから。
 今は悲しみの涙を止めて、俺だけを感じていればいい。
 
 
 指を絡めた新八の昂りも最高潮でグチグチと粘着質の音をたてていた。
 銀時はそれを認めてひときわ強く擦ってやり最奥まで突いたとき二人は同時に熱を発した。
 
 
 *
 
 
 翌日。空は気持ちよく晴れて、結野アナの天気予報は大きく外れていた。
 ホテルの部屋を出てからこっち、銀時はずっと新八の手を握っていた。
 手をつないだままコンビニへ行って朝食を買い寄り添うように公園のベンチに座って食べたが、
 新八は全然嫌な顔をしなかった。
 むしろ手を引かれることを喜んでいるようで、ニコニコと機嫌がよい。
 信号待ちの最中に眼が合えば、はにかんだように笑いあった。
 
 二人は歌舞伎町から離れて古い雑居ビルが立ち並ぶオフィス街を歩いていた。
 午前も遅い時間だが人通りは多く、路中の車をよけて足早に歩いていく。
 そのとき、一陣の風が新八の持っていたコンビニのレジ袋を路地裏へと攫って行った。
「あ・・・ちょっと拾ってきます」
 新八はそういうと銀時の手を離し、湿った空気が巻き上がる中へと入っていった。
 強い風に運ばれた袋は案外遠くへ運ばれたようで、大きな通りから指す日の光と左右に迫るビルが作る暗闇との境目でカサコソと震えていた。
「あったあった」
 
 ―――と、新八がかがんで手を伸ばしたそのとき、暗闇からもう一本手が伸びてきた。
 
「!!」
 
 驚いて引っ込めようとした手はそれより速い速度で握りこまれ、痛さに顔を顰める新八を強引に引き寄せた。
 
「っ・・うむぅ・・・!」
 
 
 
 助けを呼ぼうとした口は大きく無骨な手によって塞がれる。
「・・・大人しくしろよ。傷は付けたくねェからな。・・・何しろオジキのお気に入りだ」
 耳元で囁かれた低い声音の脅し文句によって、新八は総毛立った。
 連れて行かれまいとがむしゃらに抵抗するが体格差もあってそのままズルズルと暗闇に引きずりこまれていく。
 藁をも掴む思いでどこかの裏口に積み上げられた雑誌の束や、張り出したパイプに手を伸ばすが、それも乱暴に剥ぎ取られいつしか新八の手には血が滲んでいた。
 気付くと回りには10人ほどの男が立っており、その中心を割って見覚えのある、しかしもう二度と見たくはないと思っていた男が現れた。
 
 
「どうも~坊ちゃん。昨日ぶりやねぇ。元気にしとったか?ぅうん?」
 一見すると愛想がいいが新八にとっては胸糞が悪くしかならない笑顔を浮かべながら件のオジキは悠然と近づいてきた。まるで怯えながらも憎悪の表情を向けてくる新八の反応を楽しんでいるようだった。
 いまや3人の男に体と両の手を拘束された新八は顔の向きすら自由にできない。
 
「いや~、探したわぁ。 なかなか見つからんからどっかでのたれ死んどるんやないかぁて心配したでホンマ。
・・・おいたしてもうたから、怖なって逃げてもうたんやねぇ、・・・ペロちゃん?フヒッ、フヒッ、フヒッ・・・」
 
 下卑た笑いに吐き気がした。
 一層顰められた新八の顔を認めると笑みを深くして土気色をして肉がそげたように痩せたその男は、これまた不健康そうな手のひらでゆるりと新八の頬をなぞる。
 近づけられた双眸はしかし、風で吹き飛びそうな外見とは裏腹に鈍い光を宿し、刃物に似た威力でもって相手に恐怖を植えつけ、震え上がらせることができそうな鋭さを持つ。
 
 新八は自分の痛いくらいに早い鼓動を聞きながらも歯を食いしばることで何とか泣きも震えもしないでいる事が出来た。そしてただ目前の男から視線をはずさない事に全力を注いでいた。
 その様子を見てオジキは感嘆の声を上げる。
「ほぉ~、ワシから目をそらさんとは大したもんやな。 ペットにしとくんが惜しくなるわ。・・・でもなぁ、おいたしたからにはお仕置きが必要やと思わんか?ん?ペロ。 そない、怖い顔せんでもこれから大人しゅう言うこと聞くいうんやったら、いつかお前も人並みに扱わんこともないで? なぁに、要は慣れや慣れ。 頭下げるんも、指詰めるんも、・・・ケツ差し出すんのもなァ」
 いいながらも新八をなぞる手は新八の体の上をゆっくりと這うように移動していた。
 頬から首へ、鎖骨に軽く爪を立てて胸へ。そしてわき腹を通って今は腰をゆるゆると撫でている。
 その感触に新八は体温を奪われたかのように身震いした。昨日の銀時の優しさや熱さまでもが払拭されてしまった気がして、悲しかった。
「どや?大人しくいうこと聞く気になったか?」
 伺いを立てたその眼は、否ということを許さない威圧が漏れていて。
 なんて傲慢な。口を塞いでいた手が取り払われて新八が口を開こうとした瞬間。
 
 
「はぁーい、そこまでだァ、ドブネズミども。大人しくお縄を頂戴しなせェー」 『ピピ、ピ・・・ガァ―――』
 
 拡声器を通した気の抜けた声が響いた。
 それに驚いたドブネズミ達。一斉に声の出所を探してテンでバラバラの方を向いて騒ぎ出した。
 新八を拘束していた男達は思わずその手を緩め・・・――気付くと地面に沈んでいた。その間わずか5秒。
 
 ズゥゥン、という重々しい音をさせて最後の三人目を地面にたたきつけた新八は、満足げに身体を起こす。
 気分爽快、といった晴れやかなその顔は、今年のベスト・スマイル賞を狙えそうなイイ笑顔だった。
 
「・・・っ、あああ~~~! やっぱり一本背負いは気持ちいいなぁ!」
 
 満面の可愛らしい笑みで試合後のオリンピック選手よろしく感想を漏らす。
 ふと気付くとオジキが新八を見つめ呆然としていた。「オジキ、オジキ、サツです!逃げますよ!?オジキ!」と叫んで必死に呼びかけている手下の声も聞こえていない様子で、新八は心配になって声をかけた。
 
「・・・あの、いつまでもぼ――っとしてたら、ホントに捕まっちゃいますよ?それとも、僕に投げられたいんですか。いじめるのが好きそうに見せて実はいじめられたい方なんですか?」
 
 新八の声が届いたのか漸くオジキが口を開いた。
 
「・・・綺麗な一本背負いやったわ」
 
 一瞬きょとんとした新八だったが、再び笑顔になると、「おおきに」と言った。
 そしてその次の瞬間には身体をオジキの下に潜りこませ宙に跳ね上げていた。
「「「オジキィ~~~~~~・・・っ!!!!」」」
 カラッとした冬晴れの空の下、声を揃えた手下達も張り込んでいた武装警察によって一網打尽となり、その後首領を失った一味は崩壊したというのはまた別の話。
 
 
 
 
「いや~、実に見事な一本背負いだったよ、なぁ、トシ」
「ん、あぁ。どっかの誰かさんに教えてもらいたいくらいだったな」
「なんでェ。俺ァ柔道は好かないって何回言えば分かるんですかィ。投げるより、斬ったり撃ったりするほうが気持ちいいじゃないですかィ」
「斬ったり撃ったりされるとなぁ、後始末がめんどくせぇって何回言えば分かるんだ、てめぇは、総悟」
 目の前を塞ぐ黒服の集団。 彼らは普通の警察の手に負えない住民に害を及ぼす不逞の輩を一網打尽にすることを目的として、各方面から選ばれた人材を集めて設けられた組織、武装警察真選組だ。 話に聞いていた通り傍から見れば威圧的な雰囲気がする厳つい集団なのだが、その会話を聞く限り面白いというか、銀時に似た部類の人たちなんだろうな、と思って新八は笑顔をこぼした。
 その笑顔を認めなんとなく考えている事が分かってしまった銀時は幾分不機嫌そうに新八を小突いた。
「何笑ってんだよ」
「なんでもありませんよ」
 それでもまだ笑いが収まらない新八とバツが悪いながらもフニャリと笑った銀時を見て、近藤が口を開く。
「いやぁ、万事屋からウチに相談があると言われたときは何事かといぶかしんだが、怖かっただろう新八君。あんな連中に目を付けられて」
「あ、はい。一時はどうなることかと思いましたけど・・・だけど、銀さんに拾ってもらえて、ホントよかったです。銀さん、そして真選組の皆さん。・・・本当にどうもありがとうございました」
 深々と頭を下げた新八の足元には喜びと安堵と感謝とがない交ぜになった涙がこぼれた。
 
 
 
 顔見知りだという銀時が真選組に連絡したのが今朝のこと。
 それから真選組に教えてもらって奴らのアジトがあると予想される界隈を二人で歩き回ったのだった。
 新八の身を囮にして奴らをおびき出すために。
 銀時は新八の話しを詳しく聞いていく内にその組織が、首領がなかなか尻尾を出さないために真選組でも手を焼いている組織だと分かった。そんな厄介なことに新八を差し出すのは銀時的には苦渋の選択だったが、新八に降りかかる危険を根っこから断ち切るためにはこうするしかないと話しを持ちかけたのだった。
 そして作戦通りに一人になった新八に食いついてきたところを検挙。銀時はもとより真選組の活躍無しでは新八に一生、安寧は訪れなかっただろう。
 
 
 
 そして掛け値なしの感謝の言葉をかけられた銀時を含めたいい大人たちがいっせいに赤くなって照れ始めた。お互いの赤くなった顔を見てさらに照れる。もじもじ。もじょもじょ。決しておっさんの出していい効果音ではない。
 それに平然としているのは元が豪放な近藤ぐらいなもので。
「ははは、なぁに、こんなことしか出来ないからここに居るんだが、感謝されると嬉しいよ。こちらとしても礼を言いたい。今回の件を皮切りに、奴らの悪事を一斉に暴けるってもんだからなぁ。ありがとう、新八君」
「それはよかったです。僕なんかでもお役に立てて」
「いやいや、ほんとに見事な腕前だったよ」
 人のいい笑顔で褒められて、一層新八の笑顔が明るくなった。
「あれは施設のおばさんがひとつだけだったら習い事に行かせてくれるってゆうんで、どうせなら、・・・姉を護れるように強くなりたいと思って道場に通わせてもらったんです。そこで一通りの武術は習いました」
「は~、お姉さんのためにねぇ。こんなに一途な新八君のお姉さんなら、きっと今は会えなくてもどこかで君のことを思ってくれてるよ」
「・・・僕もそう思ってます」
 そういって微笑む新八を見て銀時は先程から考えていた一つの決心を固めた。
 
「・・・なぁ、新八・・・」
「ところで新八君はこれからどうするんでィ。働くところとか決まってんのかィ?」
 決意とともにかけた声はしかし、横から割り込んできた陽気な声に掻き消された。
 
(うおおおぉぉおいぃ~~~!?)
 
「いいえ・・・あの、」
「・・・だったら、真選組はどうだ?武術一通り出来て度胸が据わってるんだったら面接だけで採ってやんぜ?そこいらのサンピンよりゃあ使えるみてェだしな」
「え、え・・・あの・・・」
「オイ、お前ェら・・・」ありがたくない雲行きに待ったをかけようとするが黒服集団の勢いは止まらなかった。
 
「そうだな! 君さえよければ歓迎するぞ、新八君」
「鍛える手間も省けて、可愛いとくりゃあ一石二鳥でさァ」
「どうする?早く決めやがれ」
「あの、僕・・・」
「・・・っだあぁぁあぁぁぁ~~~~テメェらァ!!勝手に新八勧誘すんじゃねェ!」
 
 
 急に上がった銀時の大声に周囲の注目が集まる。
 いきり立った銀時に対し、困ったように眉を寄せるが明らかに口は笑っているというなんとも人を小ばかにした表情で沖田が声をかけた。
「なんでィ、どうしだんでさァ旦那。 こちとら勧誘で忙しいんで後にしてくれませんかねェ」
「数人で囲んで上から見下ろすのが勧誘か?どうみてもカツアゲじゃねェか」
「うっせェ。無職の天パは黙って縮れてろ」
「・・・あンだとぉ?ヤンのかコラァ、コノ瞳孔開きっぱのマヨラーが」
 和やかな祝勝ムードから一転、火花散る戦闘モードへ。
 その中心でメンチをきり合う白髪と黒髪に(なんでこんなことに??)と思いつつも新八はおずおずと声をかける。
「銀さん、落ち着いてください。それと皆さん、勧誘は嬉しかったんですけど、お断りさせてください。
 すみません、僕、・・・銀さんのところで働きたいんです。」
 きっぱりと言い切った新八を見て沖田はちぇっつまんねぇのと零し、土方は言葉に詰まると忌々しそうに胸倉を掴んでいた銀時の手を弾き落とした。
 しかし当の銀時はそれも気にならないくらいに心身ともにフリーズしていた。
「あの、銀さんが迷惑でなければ・・・なんですけど・・・」
 おずおずと上目遣いで頼まれて。
 全然、全く、迷惑なわけがない。 寧ろそうしろと言おうとしていたのに沖田の邪魔が入ったのだ。
(あ゛あ゛ぁぁ~~なんか俺、コイツにいつも言いたい事先に言われてんなぁ・・・)
 まぁ、それだけ思いが同じって事なら嬉しいカモ。なんて、恥ずかしい考えが浮かんで、でも、これからコイツと過ごす時間がますます楽しみになった。
「・・・迷惑じゃねぇよ。つぅか、むしろ俺が迷惑かけるかも・・・」
 自堕落なことは既にバレているから、恥ずかしい大人だって言うのは秘密にしておこうと思う。
 ・・・といっても、これもいつかバレる気がするけど、べつにいい。
 コイツには俺の全部を知っていてもらいたい気がするから。
 
 
 
 
 
 
 
「コイツの考えなしは有名だからな。痛い目見る前に考え直したほうが身のためだぞ」
「ウチはいつでも大歓迎だからな!新八君!」
「今なら真選組バナナもつけますぜ?」
「真選組ソーセージもあるよ、新八君」
「しつけーぞテメェら!ヤンのかコラァ!!」
 再び臨戦態勢入った黒服集団と、僕の上司の銀さん。
 新八は目の前の同じ香りのする人たちを見て、
 
(あぁ、この人たちとは、長い付き合いになるんだろうな)と思ったとか思わなかったとか。
 
2009/08/23



 

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